冷蔵庫 氷ができない!?原因は部品の故障だけではない!?
今の時代、冷蔵庫は各ご家庭に必ずと言っていいほど一台はあるでしょう。冷蔵庫といえばやはり食材を一年中冷やし続ける事ができるのがすごいとこですよね。しかし冷蔵庫で一番素晴らしい機能といえば私はやはり製氷が常にできる事が何より素晴らしい事だと思うんですよね。
冷蔵庫から氷ができなくなる原因はなにもすべて機械部品のせいではありません。原因は私達の冷蔵庫の扱い方かもしれません。
製氷ができない理由は2つ!まずは機械故障
冷蔵庫の製氷ができない理由は単純に二種類に分けられます。まず可能性にあげられるのは機械的部品故障が原因で製氷ができなくなったり、氷の形がいびつなど冷蔵庫の部品が原因で支障がでる事です。部品の故障する原因は消耗品である事と水が常に絡む部品ですので給水経路やポンプなどに何か詰まりが原因による事もあります。
機械的故障①製氷ギアの故障
冷蔵庫の製氷できない時の機械的部品故障としてまず一番可能性が高いのは、製氷皿を回す部品の故障です。メーカにより名称は異なる為わかりやすく製氷ギアと言葉を使いますが、簡単にいうと皿を回転させできた氷を落下させる為の部品の故障です。
この部品が故障していると判断材料として、まず製氷皿を触ってみましょう。製氷の皿が斜めのまま止まっていたり、横に付いているレバーがさがったまま止まってる時はメカの故障と判断していいでしょう。
機械的故障②給水ポンプの故障
冷蔵庫で氷ができる仕組みとしては、給水ケースに水を入れておくことで皿が回転したら給水動作へ移ります。しかしこの製氷皿まで水を送りこむ部品の故障が原因で製氷できない事も少なくはありません。
確認方法は簡単で、製氷皿に氷ができているかどうか開けてみる、製氷テストを行ってみて水が落ちてくるかどうかで確認ができます。
機械的故障③給水経路の詰まり・ヒータの故障
冷蔵庫内にある給水経路とは、給水ポンプから製氷皿までの水が通るホースのような物です。この部品はただのホースだけの役割ではありません。メーカによってはない型番もございますが、ほとんどがヒータが付いているんです。このヒータの役目は給水ホースの内部での凍結を防ぐ役割です。しかし給水経路内部が凍結することによって水を送りこんでいるのに製氷皿まで水がいかず氷ができないこともあります。
この症状が起きてくると、給水タンクの下に氷が張っていたり、できてくる氷の形が歪、製氷皿は水平に戻っているのに水がすれすれまで溜まり凍った状態になります。
機械的故障④基盤故障
冷蔵庫には冷蔵室、製氷室、瞬冷凍室、野菜室の五つの部屋が用意されていますが、この各部屋の冷却の温度やその他の設定に合わせて調整しているのが基盤の役目になります。人間で例えれば頭脳のような部品です。氷に関連する部品の故障だけでなく、基盤の故障によって信号がいかず製氷できない事もあります。
機械的故障だけではない!?あなたの使用上の問題も…
冷蔵庫での製氷のできないもうひとつの理由は、私たちの冷蔵庫の使い方が原因の場合もあります。詳しく解説はしていきますが、冷凍室や瞬冷凍室の詰めすぎや、製氷室の使い方などが原因で氷ができたりできなかったりするような場合は取扱い説明を一度見てみましょう。
使用上の故障①冷凍室、旬冷凍室の詰め込み
冷蔵庫に限らず、家電の機能で何かが故障した場合みなさんすぐに部品の故障だと決めつけてはいませんか?エアコンで例えるとフィルターが汚れていれば風が弱くなったり、洗濯機では服を入れすぎると偏りで脱水できないなど、冷蔵庫も同様に食品を入れすぎる事によって冷気が回らず下段まで冷えない事や製氷できないなど不具合を起こす事もあります。
現在の冷蔵庫の仕組みは、中心の冷却室(冷凍室)から、モータの風を使い上下の冷蔵室、野菜室へ冷気を送りこむ仕組みとなりますので、冷凍室は詰め込んだほうがいいという考えは捨て、なるべく詰め込みすぎないようにしましょう。
使用上の故障②製氷お手入れはするべき⁉
冷蔵庫に限らず家電を長持ちさせるゆういつの方法は、やはり日頃から手入れをすることだと僕は考えます。冷蔵庫でいうと製氷テストや裏側のホコリの掃除、洗濯機では排水溝の手入れや水槽内の洗浄などお手入れが必要な場所は1か月に一回でもやるべきしょう。
製氷テストをおろそかにしていても確かに使えない事はありません。しかし製氷テストを行わないと給水のケースにカビが生えてしまう事や経路の凍結などを起こす事(製氷停止期間が長い場合)があり、これが原因で氷の大きさがまばらだったり、板状の状態で製氷できる事があります。
使用上の故障③製氷室内の整理?
冷蔵庫の製氷の工程は、まず給水動作から始まるわけではないんです。給水動作が入る前にまず製氷室内の氷の量をはかりそこから給水動作へはいります。ここで疑問がでてきますが製氷室の氷の量をどうやってはかっているのでしょう。これは全メーカ共通ですが製氷皿のよこのはレバーが存在します。このレバーが一旦さがり製氷室にできている氷の量をはかり、それから回転動作にはいります。
例えば氷が奥川ばかりに溜まっていたり、レバー側へ凍りが溜まっていたりするとレバーが当たるため満タンと判断をし製氷の動作が行われない事があります。
対策としてはこまめに氷を均等に並べたりする事や、製氷室には氷以外のものをいれないようにしましょう。
修理時にかかる概算費用
ここからは、各部品交換時の概算費用は交換する部品によって技術費が異なるため、各業者さんの金額にもよりますが、今回紹介した部品の交換では大体¥13.000-~¥20.000‐ほどが相場の修理金額になるのではないかとおもいます。
製氷機を上手に使うポイント:カビを防ぐ使い方
- 水タンクの水はマメに取り替える
- ウーロン茶やジュースなどの清涼飲料水は入れない
- ミネラルウォーターや浄水器を通した水よりは水道水を使う
浄水器など塩素をとり除いた水やミネラルウォーター、清涼飲料水等は雑菌の発生源になるのでダメ。殺菌作用のある塩素を含む水道水を使うことがすすめられています。ただし、水道水でも、含まれている塩素は時間とともにぬけるので結局は同じ運命に……。だからやっぱり、今、一番効果的なのはマメな取り替えということになりそうです。
お掃除方法や使える水の種類などは、各メーカーの機種によっていろいろなケースがあるようですので、説明書をもう一度読み直してみましょう!
最近の冷蔵庫は、まるごと取り出してお掃除できるタイプや、自動お掃除機能がついたものなど、「氷のカビ」対策も進んでいるようです。冷蔵庫を買い換えるときには、製氷機のお手入れ方法もチェックしてみてくださいね!
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